税理士の経営・財産・相続トピックスVol.075「大掃除は結構嬉しい」
あっという間に師匠が走る12月になりました。働き方改革で、本当に師匠(上司)が走らないといけないシーズンです。
12月になると色んなところで掃除があります。会社、家庭、神社、お寺…、しかも普通の掃除ではなく「大掃除」です。
事務所では普段は段ボールに入った重い(思い)書類、これは捨てていいか、残しておくべきか、悩んだ上「やっぱり残しおこう、理由は無いけど大事なものだから…」、それは会社の歴史が詰まった写真だったり。
家の台所では、こびりついた油汚れをキレイにすると、奥さんも台所も随分と活躍してくれたものだと一年に一回、思い知ります。
家で掃除をすると、服や書類や何かわからないものなどが出てきます。一つひとつを手にとって眺めては思い出し、考えて、結局「やっぱり残しておこう、大事なものだから…」、それは子供の思い出だったり。
反対に、思い切りスパスパと捨ててしまって「あーもっと早くやっておけばよかった」、理由は分からないけどスッキリして、何が嬉しいか分からないけど嬉しかったり。
ソフトバンクグループが投資の損失を計上して大赤字になったと話題になりました。財務の大掃除をしたのでしょう。
決算書も1年に1回大掃除をすると、一つひとつの資産への思いや、負債の由来、費用として使ったお金の意味をじっくりと考えるものです。
残す資産は、次はどのように活用していこうかと未来も考えます。財務の大掃除をしないと怪しげなものが財務に潜んでいるかもしれません。
捨てても、残しても、じっくり考えて、思い出したり、理由は分からないけどスッキリして嬉しくなります。
台所を掃除すると汚れへの恨みは無くて、スッキリしたことの嬉しさがあります。
事務所も、自宅も、財務も、家計も、少しずつ掃除をして、理屈では説明できない嬉しさと共に新たな年を迎えたいものです。
今年も誠に有難うございました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2019年12月1日
日本経営ウイル税理士法人
代表社員税理士 丹羽修二
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